1. 関係が反射的である,とする.このときである.
(証明の方針)
は反射的であるのでである.すなわち.したがって,反射的関係を得る.
2. 関係が非反射的である,とする.このときである.
(証明の方針)
との定義をそのまま用いればよい.は非反射的であるので
i.e. i.e. i.e. 非反射的関係
と書ける.
3. 関係が半順序である,とする.このときは非対称的で推移的な関係である.
(証明の方針)
の定義よりである.反対称性より
であるからを得る.いま,とを考える.このとき,再び反対称性から
が成立する.したがって
と表示できる.
4. 関係が非対称的で推移的な関係である,とする.このときは半順序である.
(証明の方針)
① 反射的
の定義よりと表すことができるのでは反射的である.
② 推移的
与えられた条件に推移性があるのでは推移的である.
③ 反対称的
非対称性よりである.の定義から
i.e.
を得る.そしての意義よりと書ける.それゆえ→-導入より
が成立する.
- 補足
仮言に関して,仮言から選言を導出できるが選言を仮言に戻した.また,連言については同値←→で代替した.ここで使用する論理記号は¬と→のみである.