- 主張
空でない帰納的半順序集合は極大元を有する.
(証明の方針)
① i.e. 1つの元
② 1つの集合
③ < :半順序集合
④ i.e. < <
⑤ i.e. 1つの元
⑥ i.e.
とする.このときが極大元すなわち
となるようなをもつことを示す.そのために,反射的閉包及び非反射的閉包を考える.
- 閉包
- 関係
<
このとき,に対して < より
i.e.
であるから
を示せばよい.条件より,が存在するのでについて,反射的閉包の性質から
を得る.したがって,は極大元をもつ.