ベクトルに関して
とする.このとき
が成立する.
(証明の方針)
∀-除去
とする.このとき,の逆ベクトルは
∃-仮定
である.いま,に対して
平行移動
を行う.他方,に関しての倍は
であり
と置き,ここで
とすれば
である.そして∃-導入,∃-除去を適用すれば
と成る.これより仮定はないので,∀-導入可能である.したがって
i.e. i.e.
が成立する.
☆ はから派生したものなので,に対して∀-導入を適用する.
ベクトルに関して
とする.このとき
が成立する.
(証明の方針)
∀-除去
とする.このとき,の逆ベクトルは
∃-仮定
である.いま,に対して
平行移動
を行う.他方,に関しての倍は
であり
と置き,ここで
とすれば
である.そして∃-導入,∃-除去を適用すれば
と成る.これより仮定はないので,∀-導入可能である.したがって
i.e. i.e.
が成立する.
☆ はから派生したものなので,に対して∀-導入を適用する.
とする.このとき
(1)
(2)
(3)
(4) ()
が成立する.
(証明の方針)
∀-除去
∀-除去
∀-除去
を考える.
(1)について
に対して
平行移動
いま
と置けば
で表すことができる.他方
について
に対して
と置く.に対して
平行移動
で書ける.ここでたとえば,と置くとが成立する.そして仮定はないので∀-導入可能である.したがって
∀-導入
と成る.
(2)について
と置く.に対して
平行移動
で表す.
と置き,平行移動
を施して和をとれば
で表示することができる.たとえばと置くとが成り立つ.そして,仮定はないので∀-導入可能であるから
∀-導入
を得る.
(3)について
と置く.このときに対して
平行移動
を行う.
と置き,について
平行移動
を施す.ここでたとえばと置けばと成る.そして,仮定はないので∀-導入可能であるから
∀-導入
が成立する.
(4)について
と置く.このときに対して
平行移動
である.たとえばと置くと
i.e.
を成す.いま,仮定はないので∀-導入可能である.したがって
∀-導入
が成立する.
とする.
(1)
(証明の方針)
∀-除去
∀-除去
∀-除去
に対して与式の両辺が一致することを示す.
に対して
平行移動
和
である.いま
と置けば
で表される.他方
に対して
と置換すれば
平行移動
和
のように表示できる.したがって左辺と右辺は一致する.すなわち
である.そして仮定はないので,∀-導入可能であるから
∀-導入
が成立する.
s.t. (非交換)
とする.このときは唯一つ存在する.
(証明の方針)
∀-除去
∀-除去
① が1番目であることを仮定する(順序数).このとき
1番目は複数あっても構わない
を示す.
に対して
平行移動
を行う.他方,について
平行移動
であるから
が成立する.仮定はないので∀-導入可能である.
② が1個であることを仮定する(計量数).
についてを1番目と指定すればよい.
以上よりが
1番目⇔1個
であることが示された.
☆唯一つ存在する基点については2番目の基点と考える.
∀-除去
∀-除去
∀-除去
と置く.
(1) ベクトルをそれぞれを用いて表せ.
(証明の方針)
①
に対して
平行移動
と置けば
i.e.
で表される.仮定はないので∀-導入可能であるから
∀-導入
を得る.
②
に対して
平行移動
と置けば
i.e.
と成る.仮定はないから∀-導入可能で
∀-導入
と書ける.
③
に対して
平行移動
と置けば
i.e.
と表示される.仮定はないから∀-導入可能で
∀-導入
で書ける.
(2) (1)で求めたものの和が零ベクトルになることを示せ.
をいう.
①
に対して
で表す.仮定はないので∀-導入可能であるから
∀-導入
と成る.
②
であるから
と成る.仮定はないので∀-導入可能である.
以上より
∀-導入
がわかる.
とする.このとき
(1)
(2)
である.
(証明の方針)
仮定
とする.
(1)について
に対して
平行移動
である.ここで
と置けば
を得る.したがって
∃-導入,∃-除去
が成立する.
(2)について
よりであるから
∃-導入,∃-除去
が成り立つ.
とする.このとき
である.
(証明の方針)
∀-除去
∀-除去
とする.このときに対して
平行移動
である.一方について
平行移動
と成る.これらは仮定に依存していないので,直ちに∀-導入可能である.したがって
を得る.
☆ が成立するのはのときに限る.すなわちである.