とする.このとき結合律
が成立する.
(証明の方針)
を選ぶ(∀-除去).このとき
について両辺が一致することを示す.
① について
に対して次のような平行移動
をし和をとる.すなわち
である.そして
に対して再び平行移動
を考えると和の定義より
と表示できる.
② について
①と同様の操作を行う.に対して平行移動をして和をとると
と表される.さらにに対して,以下のような平行移動をして和をとると
と成る.ここでベクトルの平行移動の性質よりであるから
と書け,∀-導入可能である.したがってベクトルの結合律
が成り立つ.